無我の境地

無 (む) 我 (が) の境 (きょう) 地 (ち) 又 (また) は"至 (し) 高 (こう) の領 (りょう) 域 (いき) "は、透 (す) き通 (とお) る世 (せ) 界 (かい) に関 (かん) 連 (れん) 付 (づ) けられている不 (ふ) 思 (し) 議 (ぎ) な状 (じょう) 態 (たい) であり、物 (ぶつ) 理 (り) 的 (てき) な戦 (せん) 闘 (とう) の頂 (ちょう) 点 (てん) で在 (あ) る事 (こと) が暗 (あん) 示 (じ) されている。

描 (びょう) 寫 (しゃ)

無 (む) 我 (が) の境 (きょう) 地 (ち) は超 (ちょう) 自 (し) 然 (ぜん) 的 (てき) で秘 (ひ) 教 (きょう) 的 (てき) で殆 (ほとん) ど神 (しん) 秘 (ぴ) 的 (てき) な状 (じょう) 態 (たい) であり、戦 (せん) 場 (じょう) から彼 (かれ) 等 (ら) の存 (そん) 在 (ざい) を完 (かん) 全 (ぜん) に消 (け) し去 (ざ) り、彼 (かれ) 等 (ら) の闘 (とう) 気 (き) /意 (い) 志 (し) 、殺 (さつ) 気 (き) 、怒 (いか) り、憎 (にく) しみ、惡 (あく) 意 (い) 、衝 (しょう) 動 (どう) 、殺 (さつ) 意 (い) を完 (かん) 全 (ぜん) に取 (とり) 除 (のぞ) ける。これは、惡 (あく) 意 (い) 、霊 (れい) 気 (き) 、又 (また) は闘 (とう) 気 (き) を検 (けん) 出 (しゅつ) する為 (ため) に様 (さま) 々 (ざま) な形 (かたち) の超 (ちょう) 感 (かん) 覚 (かく) 的 (てき) 智 (ち) 覚 (かく) に依 (い) 存 (ぞん) する系 (けい) 列 (れつ) の殆 (ほとん) どの高 (こう) 等 (とう) 級 (きゅう) の戦 (せん) 闘 (とう) 員 (いん) に対 (たい) して非 (ひ) 常 (じょう) に効 (こう) 果 (か) 的 (てき) である。

無 (む) 我 (が) の境 (きょう) 地 (ち) の存 (そん) 在 (ざい) に就 (つ) いては殆 (ほとん) ど知 (し) られていないが、猗 (あ) 窩 (か) 座 (ざ) が述 (の) べた事 (こと) から、無 (む) 我 (が) の境 (きょう) 地 (ち) は、自 (じ) 分 (ぶん) 自 (じ) 身 (しん) の戦 (せん) 闘 (とう) 力 (りょく) を高 (たか) める物 (もの) では無 (な) いが、此 (こ) れ迄 (まで) に達 (てっ) 成 (せい) 出 (で) 来 (き) る最 (さい) 高 (こう) の物 (ぶつ) 理 (り) 的 (てき) 戦 (せん) 闘 (とう) 状 (じょう) 態 (たい) であると推 (すい) 測 (そく) 出 (で) 来 (き) る。此 (こ) の状 (じょう) 態 (たい) に成 (な) ると、使 (つか) い手 (て) の行 (こう) 動 (どう) は信 (しん) じられない程 (ほど) 静 (しず) 香 (か) で集 (しゅう) 中 (ちゅう) 的 (てき) になり、多 (おお) くの場 (ば) 合 (あい) 、植 (しょく) 物 (ぶつ) の行 (こう) 動 (どう) と比 (ひ) 較 (かく) される。

無 (む) 我 (が) の境 (きょう) 地 (ち) と透 (す) き通 (とお) る世 (せ) 界 (かい) はまた、一 (いっ) 方 (ぽう) の開 (かい) 放 (ほう) を解 (かい) 除 (じょ) すると他 (た) 方 (ほう) の開 (かい) 放 (ほう) を解 (かい) 除 (じょ) する事 (こと) に繋 (つな) がる可 (か) 能 (のう) 性 (せい) があると言 (い) う点 (てん) で、互 (たが) いに蜜 (みっ) 接 (せつ) に関 (かん) 連 (れん) している。

開 (かい) 放 (ほう)

戦 (せん) 闘 (とう) 員 (いん) が無 (む) 我 (が) の境 (きょう) 地 (ち) に開 (かい) 放 (ほう) する方 (ほう) 法 (ほう) に就 (つ) いては餘 (あま) り知 (し) られが、竈門 (かまど) 炭 (たん) 治 (じ) 郎 (ろう) が戦 (せん) 闘 (とう) 中 (ちゅう) に其 (それ) を何 (ど) の様 (よう) に学 (まな) んだかに基 (もと) 付 (づ) いて、特 (とく) 定 (さだ) の瞬 (しゅん) 間 (かん) に焦 (しょう) 点 (てん) を当 (あ) てて、全 (すべ) 部 (て) の感 (かん) 覚 (かく) を閉 (と) じて心 (しん) を透 (す) き通 (とお) るに為 (す) る事 (こと) が出 (で) 来 (き) なければならない。彼 (かれ) 等 (ら) が完 (かん) 全 (ぜん) に彼 (かれ) 等 (ら) 自 (じ) 身 (しん) から切 (き) り離 (はな) される段 (だん) 階 (かい) に達 (たっ) する事 (こと) が多 (おお) い。然 (しか) し、此 (こ) の状 (じょう) 態 (たい) を実 (じつ) 現 (げん) する為 (ため) に、日 (ひ) の呼 (こ) 吸 (きゅう) を痣 (あざ) 為 (す) る必 (ひつ) 要 (よう) が有 (あ) るのか​​、其 (それ) とも習 (しゅう) 得 (とく) する必 (ひつ) 要 (よう) が有 (あ) るのか​​は未 (ま) だ不 (ふ) 明 (めい) である。

使 (つか) い手 (て)

使 (つか) い手 (て)
継 (つぎ) 国 (くに) 縁 (より) 壱 (いち)	竈門 (かまど) 炭 (たん) 十 (じゅう) 郎 (ろう)	竈門 (かまど) 炭 (たん) 治 (じ) 郎 (ろう)